家庭での髭剃り

私はたんぽぽカンパニー社長と社長の弟、朋大(ダウン症)の母の朋子です。
私の嫌気がさしている毎日のルーティーンについてお話します。私の朝は自分のこと以外に朋大の身支度の点検の仕事があります。「ひげ、剃ったの?」「まーだ、ここら辺、残ってんねっけ」とそり残り部分を指さします。毎回同じところ、左側の鼻の下、「ここ、尾崎紀世彦みたいだわ」ともみあげ部分を指摘。毎日毎日、一向に改善されない朝のやりとりにうんざり。ある日、社長が一言。「脱毛したらいいんじゃない」キラーン!「そうだわ、生えてこなきゃいいんだ」朋大は怒られなくて済むし、私は小言を言う必要がなくなり、ひげのないきれいな朋大の顔を見ることができます。対処に追われていることは別の視点から考えることが大事。今回は脱毛5回目の顔を披露します。もともと髭が濃かったので、どこが生えていないかが分かませんが、これでも減ってはいます。いつかこのうんざりルーティーンがなくなることを夢見て続けていきます。

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この記事を書いた人

たんぽぽカンパニーは、2014年に設立された新潟県内一不思議な障がい福祉事業所です。
発達障がいや自閉症のある方の困った行動を軽減・無くすために、登山や歩行などの運動療法に力を入れています。

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